自分で簡単にできる目のためのマッサージ

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老眼になってしまうとピントが上手く合わせられなくなり、近くのものに焦点を合わせることが難しくなります。
すると、近くを見ながら作業する場合に、健常な眼の方よりも疲れてしまいがちになります。

 

身体の疲労や凝りと同様、適切な処置を行うことで眼の疲労も改善させることができます

 

このような場合、疲労した筋肉の緊張をほぐして血行を促進することが大切です。
そのために適切なマッサージやつぼ押しの方法を理解し、習得しておきましょう。
目、および眉毛あたりの目の周りには毛細血管が張り巡らされており、細い血管が多いため血液が滞りやすいです。
そこで目の周りのマッサージを行うことが効果的です。

 

眼精疲労改善のための簡単マッサージ

1.眉がしら(顔の中心に近いほうです)のすぐ下にあるくぼみに薬指を置き、ゆっくりと優しく目尻に向かってなぞる。血液を流すイメージです。

眼精疲労マッサージ

2.目頭の下の部分から涙袋に沿って、目尻までゆっくりとなぞる。

眼精疲労マッサージ

これらを数回、眼が疲れたときに定期的に行ってください。
このマッサージは目の周りの血行を促進するため眼精疲労改善には勿論ですが、それに加えて老廃物を流す効果もあるため目の疲れだけではなくむくみなどにも効果があるとされています。

 

 

 

目の疲れを取るためのツボ

 

マッサージだけではない他の方法としてツボ押しというのも老眼を改善するためにおすすめです。

 

眉がしらには攅竹(さんちく)、眉毛の中心には魚腰(ぎょよう)、眉尻に糸竹空(しちくくう)というつぼがそれぞれあります。

眼精疲労のツボ

これらのつぼは、親指で強めに頭に向かって押し上げるようにすると効果的ですが、必要以上に強く力をかけるひつようはありません。
眼球はデリケートなので、痛いと感じるほどの刺激は要りません。気持ち良いと感じる強さを目安にして傷付けないように注意しましょう。
さんちく、ぎょようはそれぞれ疲労や老眼、近視などに、しちくくうは疲労や目の充血などにそれぞれ効くとされています。

 

頭のツボ

 

また、目の周りではありませんが、頭にも老眼に効くツボがあります。
目からまっすぐ頭に向かった線上の、生え際から指2本分上に進んだところには、目窓(もくそう)というつぼがあります。
もくそうは人差し指を使って5回から10回ほど刺激するのが良いとされています。

眼精疲労のツボ頭

これらの顔にあるツボは洗顔中やスキンケア中に、そのついでで行うこともできるので習慣づけすることもおすすめです。

 

もちろん、一時間に一度など定期的に行うに越したことはありませんが、一日の疲れを癒すためにお風呂場で洗顔中に行うなど、習慣的に行いやすいやり方も効果的です。

 

手のツボ

 

また、頭だけではなく手にも眼に効くツボがあります。
合谷(ごうこく)と呼ばれていますが、頭の疾患全般に効くとされています。

手のツボ合谷

ごうこくは人差し指の骨と親指の骨の根元が交差したところ(親指の付け根あたり)にあります。ここは、もう片方の手の親指で気持ち良いと感じる場所をゴリゴリしましょう。
(作業中にウトウトしてきたときなどに、休憩がてら両手で互いに強く揉み合って眠気を吹き飛ばすのがおすすめです。)

 

 

効果的なツボ一覧

 

名前 読み方 場所 マッサージ法
攅竹 さんちく 目頭 親指で押し上げる
魚腰 ぎょよう 眉毛の中間 親指で押し上げる
糸竹空 しちくくう 眉尻 親指で押し上げる
目窓 もくそう 生え際の指二本分上 人差し指で5から10回程押す
合谷 ごうこく 親指の付け根 もう片方の親指で揉む

※老眼・眼精疲労に効果的なツボ一覧

 

 

 

 

ツボの場所がよく分からないとしても、ツボ周辺をマッサージすることも良い効果があります。
マッサージもツボ押しもやりすぎて悪いということはないので、習慣的に行っていきたいですね(ただし、力の掛けすぎには注意しましょう)。

 

マッサージもサプリメント同様手軽に行えて、さらにコストも掛からないので、まずは毎日の習慣に取り入れてみましょう。

 

「目が疲れる」「なんだか視界がかすむ」などの疲労の症状が出たら、その都度行うこと、あるいは日々の習慣として行うと、少しずつ老眼の改善効果が期待できるのではないかと思います。

 



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